炭化木材とは?

炭化木材は俗名であり、学名は超高温熱処理の木材で木材熱処理改性の一種です。
通常、木材などの炭素化合物は、主成分の素材を加熱すると燃焼が起こり、炭素は周囲の酸素と結合して二酸化炭素となります。ところが、酸素を遮断した状態で加熱を行うと、炭素化合物は分解するに留まり炭素のみが残ります。この現象を「炭化」と呼び、この工程を施した木材が「炭化木材」と呼ばれています。
通常、木材の乾燥は、蒸気乾燥窯に入れ約25日間100度以内で含水率6%~8%に乾燥させますが、炭化木材の加工は、空気を遮断した状態で、次の4段階の工程が施されます。
| 第一段階 | 外部から加熱約170℃→水分蒸発期に入ることにより水蒸気が発散 |
| 第二段階 | 外部から加熱約275℃→自発炭化誘導期になり少量酢液・木精・タールを溜出(275℃を超えると木材自身が著しく高熱を発する) |
| 第三段階 | 自発熱作用380~400℃→自発炭化期に入り大量酢液・木精・タールが溜出 |
| 第四段階 | 自発熱作用400℃以上→木炭完成期で炭化水素ガス発生・木炭の純度が高まる |
![]()
| <安定性> | 炭化木材は熱処理後、吸湿性と木材の内応力低下によって、外部の水分・負載の影響が低下します。したがって、フローリングの「膨張」「収縮」「変形」「割れ」が非常に少なくなります。 |
| <耐久性> | 木材の炭化過程中複雑の化学反応によって、糖分・蛋白質が除去されます。これによって、木材の腐食菌・変色菌・虫・白蟻が入りにくく、材木が長持ちします。 |
| <エコ性> | 木材炭化処理過程は、全て物理処理(水蒸気と温度)なので、一切化学成分は使用していません。又、炭化過程で木酢が発生し、室内の殺菌作用と消臭効果も有します。炭化木材は自然摂理を応用したエコロジー建材であるといえます。 |
| <省エネ性> | 木材炭化後、木材内部構造改変・熱伝導率低下・又木材内部の空洞が広がり、密閉性が増すことにより「断熱性」「保温性」が高くなります。これにより、省エネルギー効果が期待できます。 |
![]()
炭化の床材は、170℃から240℃の自発炭化誘導期の中、木材の炭化程度が3段階に分けられます。
![]() |
![]() |
![]() |
| 木材全体に炭化が完成した 状態で床暖房用フローリングに 最適 |
一般的の木材炭化現象で エコフローリング材として使用 | 木材高度炭化で表面に少し 焦げる現象もある状態で 屋外デッキ材に最適 |




